ワーホリ、仕事探しのリアル

オーストラリア

ネットで100件以上応募して、返信はゼロ。
店に直接レジュメを30枚配って、返信は3件。
決まったのは、直接持ち込みでした。

英語に自信はなかった。
それでも直接持ち込みなら通りました。
1年間のワーホリをやり切って帰国した今振り返ると、これが一番の実感です。

この記事では、僕が実際にどうやって仕事をゲットしたかを、証拠が残っている範囲だけで書きます。
反応率の実数、店で聞かれたこと、採用を逃した失敗、決まった後にいくら手取りだったか。
盛らずに、明細ベースで出します。

ネット100件で返信0、直接30件で3件だった

まず結論から、数字で出します。
これが僕の仕事探しの全記録です。

方法 やり方 反応(本人の概算カウント)
ネット応募 Indeed / Jora / Facebookグループに応募・投稿して待つ 100件以上応募 → 返信ゼロ
直接レジュメ持ち込み 店に入って “Are you hiring?” と手渡し 約30件配布 → 3件返信
コネ(紹介) シェアメイトや知り合いからの紹介 可能なら一番簡単(伝聞含む)

件数は僕の概算カウントなので、体感の数字です。
でも方向性ははっきりしています。
ネット応募はほぼ返信が来ない。直接持ち込みは桁違いに効く。

決まったのはファストフード店でした。
面接だけで、トライアルはなし。
記憶では、到着から約3週間で決まりました。

このとき、とにかく笑顔でレジュメを渡しました。
相手が何を言っているか分からなくても、愛想笑いで聞き取れているフリをして、渡し切りました。
英語で会話が成立したというより、態度と行動量で押し切った感覚です。

採用の決め手は、日本でのマクドナルドの経験だったと思っています。
これは僕の推測ですが、経験が一番大事だと感じました。
日本での接客・飲食の経歴は、持ち込みで確かに武器になりました。

仕事の探し方は3つ。反応率で正直に序列をつける

上は仕事の求人例

探し方は大きく3つあります。
反応率で正直に序列をつけると、こうなります。

ネット応募(Indeed / Jora / Facebookグループ)

求人サイトに登録して、レジュメを提出する方法です。
僕が使ったのは Indeed、Jora、それとFacebookグループ。
Facebookは「Jobs Australia – Backpackers & WHV Holders」という非公開グループ(約10.7万人)を使いました。

グループには “WE’RE HIRING” のような求人投稿が流れてきます。
僕は自分の履歴書を投稿して、返信を待つ受け身の使い方をしていました。
ただ、これも含めてネット経由は返信ゼロです。

応募が殺到するので、よほど目立つ経歴がないと埋もれます。
サイト名を細かく比べる前に、この現実を知っておいてほしいです。

直接レジュメ持ち込み

反応率で桁違いに効いたのがこれです。
ここが本題なので、次のセクションで詳しく書きます。

実際にいくら稼げたのかが気になる人へ。
「実際に時給いくら・いくら稼げたか」(近日公開)でも明細ベースで書きます。

コネ(シェアメイト / 知り合いの紹介)

可能なら、紹介が一番簡単です。
シェアハウスのルームメイトや、language exchange で出会った人から仕事が回ってくることがあります。
だから言語学校に通ったり、積極的に人との出会いを増やしましょう。
ただ、これは僕自身の伝聞も含むので、断定はしません。

直接持ち込みの実際(ここが本題)

やることはシンプルです。
店に入って、店員に “Are you hiring?” と聞いて、レジュメを手渡す。
これだけです。

大事なのは、「雇ってない」と言われても渡し切ることです。
その場で断られても、後日連絡が来ることがありました。
渡さなければ、その可能性はゼロになります。

明るく、フレンドリーに。
「この人と働きたい」と思わせるのが狙いです。
最初は緊張しますが、数をこなすと慣れます。

レストランでは、食後の一言がかなり効きました。
「めっちゃ美味しかった、ここで働きたい」と言うと、レジュメを受け取ってもらいやすかったです。

採用が盛んなのは、体感で8〜10月でした。
ホリデー前で人手が必要になる時期だからだと思っています。
これは僕の理解なので、体感として受け取ってください。

配ったレジュメの中身

配ったのは英語1枚のレジュメです。
構成はこの5ブロックでした。

  • About me(自己紹介)
  • Work History(職歴)
  • Availability(働ける時間)
  • Language(言語)
  • Skill(スキル)

Work Historyは、すべて渡豪前の日本での職歴です。
Starbucksのバリスタ、McDonald’sのオールラウンダー(”I was a manager” と書きました)、GU。
接客・カフェ経験があると、持ち込みで強いです。

正直に書くと、僕はレジュメを盛りました。
Languageは “English(fluently)” と記載。
記憶では、当時の英語は下手でした。
Availabilityは “Anytime you want. I’m ready to work already”。

軽い英語ミスもあったレジュメです。
それでも直接持ち込みなら通用しました。
完璧な英語より、渡し切る行動量のほうが効いた、というのが実感です。

レジュメ自体は、今なら生成AIと一緒に作れば、英語が苦手でもすぐ形になります。
凝りすぎるより、1枚にまとめて数を配るほうが効きました。

英語に自信がなくて、面接が怖い人へ。
実際に選考で何を聞かれたかは、次のセクションで書きます。

選考で聞かれたこと・トライアルの中身

返信が来た店の1つ、あるカフェから、トライアル前に事前質問が来ました。
1〜2時間の無給トライアル(unpaid trial)の打診とセットです。

聞かれたのはこの7項目でした。

  1. 週の稼働可能曜日
  2. 希望する最小・最大労働時間
  3. 保有ビザ
  4. 学生かどうか
  5. 現住所
  6. 交通手段(mode of transport)
  7. 事前に決まっている夏の休暇予定

日本のバイト面接とは、質問の重点が違います。
稼働時間・交通手段・ビザ・休暇予定を、採用前に細かく確認してくるのが特徴でした。
僕は「月木金土はいつでも、それ以外は15時まで」「Working Holiday visa」などと返しました。

そして、無給トライアルが普通に存在します。

ただし、無給で合法なのは短時間だけです。
募集職種に必要なスキルを、直接監督のもとで確認する範囲(目安で1時間〜1シフト程度)に限られます。
それを超えて実質的に働かせるなら、雇用主に最低賃金の支払い義務があります。
「トライアル」名目で長時間ただ働きさせられそうなら、Fair Work(13 13 94)に相談してください。
(出典: Fair Work “Unpaid trials”、2026年7月時点)

面接の詳しい中身(マックやスタバの選考の流れなど)は、別記事にまとめます。
「面接で聞かれたことの詳細」(近日公開)

失敗談 ―「明日18時来られる?」に即答できず採用を逃した

これは、はっきり僕の失敗です。SMSが残っているので、時系列で出します。

2024年11月3日、ある店の担当者からメッセージが来ました。
「面接に合格。明日18時にトライアルに来られる?」

僕はこう返しました。
「嬉しいです。明日は無理です。来週の火・金・土の18時頃なら行けます」

11月15日、僕から追いのメッセージを送りました。
「トライアルに行けないですか?」
返ってきたのは、「もう他の人が決まった(We already find someone else.)」でした。

教訓は1つです。
「明日来られる?」に即答できないと、その枠は他の応募者に流れます。
オーストラリアのホスピタリティ採用はスピード勝負でした。
日程は、少し無理してでも即決したほうがいいです。

辞めるとき、残った有給が現金で戻ってきた

意外と知られていませんが、ワーホリでも有給が付くことがあります。
僕がそうでした。
辞めるとき、使い切っていない有給が現金で戻ってきました。

オーストラリアの雇用形態は、ざっくり casual / part-time / full-time の3つです。
どれで雇われるかで、有給が付くかどうかが変わります。
まずは僕なりの理解を書きます。制度の正確な定義は、この後の公式リンクで確認してください。

casualは、いわば「お手伝い屋さん」的な働き方です。
part-timeより時給が少し高い代わりに、有給が付かず、解雇予告なしで契約を終えやすいイメージ。
part-timeは有給が付いて、急な解雇ができない(一定の保護がある)。
その上にfull-timeがあります。

ここからが証拠のある話です。
僕の給与明細には、Annual Leave(年次有給休暇)の付与・消化・残高と、Leave Loading(休暇加算金)が一貫して記録されていました。
退職時には、未消化有給の買取として Term UnUsed AL $599.59(未消化の有給分=約6万6,000円)、T Unused LLoad $104.91(その休暇加算金=約1万1,500円)も支払われています。

つまり僕は、明細上casualではありませんでした。
有給が付く雇用形態で働いていた、と明細で断定できます。
辞めるときに、残った有給が現金で戻ってきました。

ただし、これは僕1人の話です。
「ワーホリはpart-timeで雇われる」と一般化するつもりはありません。
casualが多いという通説自体は否定しませんが、有給の付く形で雇われることもある、という実例です。

自分の雇用形態の見分け方

自分がどっちか気になる人は、payslip(給与明細)を見てください。
Annual Leave の残高や Leave Loading の欄があれば、有給が貯まっている=casualではない可能性が高いです。
casualの場合は、casual loading の記載があり、有給の積み上がりがないのが公式定義上の見分けになります。

正確な定義は、Fair Workの公式ページで確認できます。

制度は変更される可能性があります。
必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

有給の話をもっと深掘りしたい人へ。
「casualでも有給は付くのか」(近日公開)

自力の仕事探しはしんどい。だから最初は稼げない

決まった後の現実も、正直に出します。
仕事が決まっても、最初は稼げません。

僕の立ち上がり3週間の手取りはこうでした。

  • 1週目:$513.89(約5万6,500円)
  • 2週目:$389.72(約4万2,900円)
  • 3週目:$288.16(約3万1,700円)

シフトが入り始めるまで、時間がかかります。
渡航直後の生活費を、給料で賄えると思わないほうがいいです。

安定したのは2025年3月以降でした。
そこからは手取り $800〜1,100/週の週が続きます。
つまり、稼げるようになるまで約4ヶ月かかった、というのが明細から言えることです。

円に直すと、$288.16 は約3万1,700円、$1,000 なら約11万円です。
※1豪ドル=110円で換算(僕が当時使っていたレート、2024〜2025年時点)。
実勢レートは変動するので、目安として見てください。

直接持ち込みは、運と労力次第です。
決まっても最初はシフトが少なく、持ち出しになります。
返信が来ない時期は、正直きつかったです。

仕事が見つからない間のつなぎについても書いておきます。
Uber Eatsなどの配達は、「採用」されなくても、登録すれば個人で始められます。
僕の体感では、かなりの日本人が仕事探し中のつなぎにしていました。
面接なしで始められるのが要点です。
ただ、配達の実際の稼ぎや契約条件は、僕は詳しく確認していないので断定しません。

立ち上がりの金の話は、「渡航直後に金が尽きないか」(近日公開)でさらに深掘りします。

まとめ

最後に、この記事の要点だけ振り返ります。

ネット応募はほぼ返信が来ない。直接持ち込みが桁違いに効く。
「明日来られる?」には即決する。
完璧な英語より、笑顔と行動量。
そして、有給が付く雇用形態で雇われることもある。

僕が1年やり切って一番伝えたいのは、行動量が結果を決めたということです。
返信が来ない時期を越えた先に、明細に残る数字がありました。

続きは、以下の記事でも書いていきます(順次公開)。

  • 実際に時給いくら・いくら稼げたか(近日公開)
  • 面接で聞かれたことの詳細(近日公開)
  • casualでも有給は付くのか(近日公開)
  • 渡航直後に金が尽きないか(近日公開)

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